寒い時期の食中毒

 先日まであんなに暑かったのに、もう寒〜い冬が近づいてまいりました。今年は急な温度変化に体調を崩される方も多かったのではないでしょうか。

 食中毒は夏だけのものではありません。ウイルスによる食中毒は冬場にも多発しています。年間の食中毒の患者数の約半分はノロウイルスによるものですが、うち約7 割は11〜2月に発生しています。

 症状としては吐き気やおう吐、下痢、腹痛、微熱が1〜2日続きます。感染しても症状のない場合や、軽い風邪のような症状のこともあります。乳幼児や高齢者はおう吐物を吸い込むことによる肺炎や窒息にも注意が必要です。

 ノロウイルスは高温に強いため、85℃1分以上の加熱でないと死滅しません。また、アルコールはノロウイルスに対してあまり効果がないといわれています。塩素系漂白剤での消毒がノロウイルスに対して効果的です。

(参考:厚生労働省HP) 管理栄養士 細田 佳江

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