防災に備えて

 

 9月1日は防災の日です。

 1923年9月1日に発生した関東大震災の教訓を忘れないようにと制定されました。9月1日ごろは台風襲来の特異日「二百十日」にあたります。非常時にもあわてず、自分や家族を守るため、日ごろから備えを万全にしていきましょう。大震災が発生したときには電気やガス、水道、通信などのライフラインが止まってしまう可能性があります。ライフラインが止まってしまっても自力で生活できるよう、普段から飲料水や非常食を備蓄しておくことが大切です。非常持ち出し袋を用意しておき、いつでも持ち出せるようにするのも重要なポイントです。

災害時に自宅で生活を続けるためには最低3日分の食料、水、生活用品が必要といわれてい ます。(非常に広い範囲に被害が及ぶ南海トラフ巨大地震では、1 週間分の備蓄が望ましいとされています)

非常備蓄品のポイント

① 普段使用している缶詰やレトルト食品を、ローリングストックとして多めに購入しておくこともお勧めです。ガスが使えない可能性があるので加熱せずに食べられるものを選びます。

② 水は1人1日2リットルとして6リットル/ 人分備えておくとよいでしょう。持ち運びしやすく衛生的に使用できる500ml のペットボトルがお勧めです。

③ 3 〜5 年保存の非常備蓄品用食品もあります。ただし、水が必要な場合がありますのでご注意を。また、期限切れのないよう確認が必要です。

④ キシリトール入りのガムは口の衛生と唾液の分泌に有効なため非常時にはお勧めです。

当院でも3 日分の非常備蓄品を用意しております。日ごろから防災意識を持って生活していきましょう。

管理栄養士 細田佳江

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