放射線科では、放射線科医師と診療放射線技師で主に2つの業務を行っています。 一つ目は、診療放射線技師が X 線を使うなどの、撮影業務です。胸や手足の X 線写真を撮影する一般撮影や、X 線 TV 装置を使用した胃や腸の検査、造影剤を注入しながら撮影を行う血管撮影・腎尿路撮影、全身の X 線 CT 検査などを行っています。また、放射線を使わない MRI 検査も放射線科の業務です。 もう一つは、放射線技師が撮影した画像を、臨 床医とは別に画像を読影する放射線専門医師が、撮影された画像を元に画像診断し臨床医にレポートしています。いわば画像診断のセカンドピニオンの役目を果し、臨床医のサポートをしております。

  ところで、『放射線』という言葉を聞いて、どのようなイメージを持たれるでしょうか? 原爆や原発事故などで怖いと思われる方も多いと思います。私たちが病院で使用している放射線(X線)の量は、身体に影響が出ると言われている量よりもはるかに少ない量を使用しています。 そして、必要な場所に必要最小限のX線量で病気を発見し、正しい診断ができるように検査を行っていますので、放射線による影響を心配なさることはありません。 安心して検査を受けて下さい。

 現在放射線科では、男性技師6名、女性技師2 名の総勢8名の技師で放射線などを利用した画像検査を中心とした業務を行っています。 又、にしくぼ診療所でも、胸部レントゲン写真でお馴染の一般撮影での肺がん検診や、女性の乳房を撮影する特殊な乳房撮影 装置を用いての乳がん検診、X 線 TV を用いての胃バリウム検査で胃がん検診などを行っています。

 

放射線科  鈴木 俊之

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